地表付近では逆向き低断層崖として現れる.横ずれ変位はみられない.地表でもとめられた断層の走向と傾斜は,N2°E,50°NWである.また,ボーリング調査,トレンチ調査で把握した,中深部の断層の傾斜はおよそ40°で西に傾く.より深部での構造を示すデータは得られていない.
長さ:5km (地形)
セグメントbとの活動の同時性を検討するデータ及びセグメントを区分するデータは得られていない.
走向:北−南ないし北西−南東(地形・トレンチデータ)
平均変位速度:垂直方向で,0.11m/1,000年程度である(地形・トレンチデータ).
浅部における実変位は0.17m/1,000年程度である.活動度はB級下位.
1回の変位量:垂直方向で0.5−0.6mである(トレンチデータ).
最新活動期:11,370〜4,430yBP以前(トレンチデータ).
4,500〜5,500yBP(平均変位速度と変位量)
活動間隔:4500年〜7500年程度(トレンチデータ)
1回の地震活動の規模:M=6〜6.8である(地形・トレンチデータ).