断層運動に伴う変位は,U層,V層,W層において認められる.
変位基準面は,V層(砂礫)の上面およびU層中の細〜小礫主体の礫層上面でそれぞれ垂直変位量で1.4m(SE面2および5.5測線で測定)および0.75m(SE面4および6.5測線で測定)と見積もることができる.
当地域の基盤岩であるW層は,水準測量の結果上下盤において2.3mの比高を持っているが,これが断層変位による差なのかチャネルによる見かけの差なのか,特定する材料はない.