(1)トレンチ掘削

地形測量,テストピットおよびボーリング結果から,イベント認定の可能性がある箇所でトレンチを掘削した.

○NE面

トレンチNE面は,表層から表土・耕作土・客土からなる�T層,旧地表面下に伏在していた黒ボク,泥炭,基底部に分布する有機質シルトなどからなる�U層,細粒砂〜砂質シルト中に有機質シルトの薄層を頻繁に挟む�V層,泥炭,有機質シルトを主とし,木片を多含する�W層および粗砂〜シルト質細粒砂中に有機質シルトの薄層を挟む�X層が分布する.

有機質シルト層を多含する�V層とその上位の�U層は,他との対比を容易にするため�V層では�@〜�Lまで,�U層では�@〜�Dまで細区分した.

上記層相区分のうち,�U層,�W層は,泥炭,黒ボクあるいは有機質粘性土からなるが,低地側に厚く堆積する傾向がある.トレンチ掘削範囲では特に,�U−�A層,�U−�D層および�W層で顕著である.

○SW面

SW面の構成地質も原則としてNE面と同様であるが,�V層中の細区分層の欠如が見られる.また,�U層,�W層で見られた低地側に向かった層厚の増加傾向は,おおむね変わらないが,低地側に向かって厚くなる細区分層が異なり,SW面では,�U−�D層の発達が悪い.

○NW面

NW面では,�T層から�X層まで確認できるが,�X層から�W層抜ける噴砂の跡が見られた.

○SE面

SE面は,低地側に位置しているため,�T層から�W層まで確認した.

写真3−3−3−1 トレンチ全景(吉井の沢北部地区)

写真3−3−3−2 吉井の沢北部地区NE面壁面状況

写真3−3−3−3 吉井の沢北部地区液状化状況

写真3−3−3−4 吉井の沢北部地区埋もれ木変形状況

図3−3−3−1 トレンチスケッチ図(吉井の沢北部NE面)(1:50)

図3−3−3−2 トレンチスケッチ図(吉井の沢北部SW面)(1:50)

図3−3−3−3 トレンチスケッチ図(吉井の沢北部NW,SE面)(1:50)

図3−3−3−4 トレンチスケッチ図(吉井の沢北部拡幅NE,SW面)(1:50)

図3−3−3−5 トレンチ解釈図(吉井の沢北部NE面)(1:50)

図3−3−3−6 トレンチ解釈図(吉井の沢北部SW面)(1:50)

図3−3−3−7 トレンチ解釈図(吉井の沢北部NW,SE面)(1:50)

図3−3−3−8 トレンチ解釈図(吉井の沢北部拡幅NE,SW面)(1:50)