(6)地質断面図

上記4孔のボーリング結果を地質断面図として図3−2−2−1に示す.Tc層のシルトとTd層の細粒砂(貝化石を含む)は,すべてに出現し鍵層となり,ほぼ水平にトレースできる.そのほかの境界,例えばTa層のシルト層とTb層の砂層との境,Tb層の泥炭層とTc層の粘土層との境もよく追跡され,本地区の沖積層はほぼ水平に堆積していると判断される.Td層中の貝化石の14C年代が7510±80yBPであることから,少なくともこの年代以降に断層活動はないと判断した.

図3−2−2−1 地質断面図(新篠津村武田)(縦1:250 横1:500)

表3−2−2−3 珪藻分析採取試料一覧(新篠津村武田)

表3−2−2−4 珪藻分析採化石産出チャート(新篠津村武田)

図3−2−2−2 珪藻分析結果解釈図(新篠津村武田) 

試料分析の結果からは,以下のことが明かとなった.