(5)試料採取,分析
ボーリング試料から,各堆積ユニットの堆積時期あるいは堆積環境を測定あるいは推定し得る試料を採取した.試料は,放射性炭素年代測定および珪藻化石分析に供した.このうち,前者はβ線計数法を基本としたが試料の量が不足する等,β線計数法では不可能あるいは困難と判断された試料の分析にあたっては,同じβ線計数法でも長時間測定を行う,あるいはAMS法を用いて行った.後者は,当地区の基盤岩までの堆積環境(淡水・汽水など)の復元を目的として行った.結果を以下に示す.
表3−2−2−2 14C年代測定結果一覧(新篠津村武田)