(3)Co13(廿日市から弁天島沖合までの測線)
Co13の記録断面図を図5−6−1、図5−6−2、図5−6−3に示す。本測線は最も西側の海岸線付近まで探査できた測線のうちの一つである。ただしCo13−1とCo13の間にかき筏があり、この間は欠測となっている。海底面は海岸線から東に向かって次第に下がっている。アカホヤ火山灰層の反射面と最下部の音響的基盤面も次第に深くなりカットライン221付近からほぼ水平になる。陸域での五日市断層の延長方向にあたる廿日市の海岸線付近も反射面は連続しておりシャープな変位はなく、測線全体にわたっても、どちらの反射面にも特筆すべき変位構造は認められない。