5−3 まとめ
ボーリング調査の結果,トレンチ調査で推定された最新活動イベントの変位量1mの妥当性が確認された.また,地下には市渡南トレンチと同様の地層が埋没していることが解った.撓曲は西下がりのドラッグ変形を伴うものと解釈されることから,各層の撓曲位置は富川層から段丘礫層基底部,泥炭層(黒色土壌D層)の順に,西側から東側に移動していることが予想される.