駒ヶ岳のテフラ層序については,同火山北側にその模式的層序が確認できることから,鹿部町大岩等においてテフラ試料を採取し,分析を行った.また,濁川カルデラ起源のテフラについては森町等において,銭亀火山起源のテフラについては女那川等においてそれぞれ試料採取・分析を行った.分析結果を図4−6−1に示す.
これらの供給源に近いテフラの諸特性に基づき,本調査で掘削した3ヶ所のトレンチ,ピットなどに認められたテフラについて,試料を採取し,分析を行った.各トレンチおよびピットにおけるテフラ試料の採取位置を図4−6−2,図4−6−3,図4−6−4,図4−6−5に,分析結果を図4−6−6に示す.