4−6−2 市渡地区

市渡南トレンチ及び市渡中央トレンチでは濁川テフラ及びそれ以上の多くのテフラが認められる(図4−6−8).

市渡南トレンチにおいては,既知の示標テフラとしては,濁川テフラ,B−Tmテフラ,Ko−dテフラが同定・対比され,これまで報告のないテフラとしておよそ 6.5ka〜7.8ka の橙褐色火山灰等が認められる.

市渡中央トレンチにおいては,濁川テフラ,B−Tmテフラ,Ko−dテフラの他に,同トレンチに連続良く分布する白色細粒火山灰はKo−gテフラに同定・対比される.