4−5−2 調査の内容

市渡南地点にみられる撓曲の北方延長に位置する扇状地面上で,長さ約22m,幅約 7.5m,深さ 4.5mのトレンチを掘削した.トレンチ近傍の平板測量結果を図4−5−1に,トレンチの展開図を図4−5−2に,スケッチ及び写真を図4−5−3−1図4−5−3−2図4−5−4−1図4−5−4−2図4−5−5−1図4−5−5−2に示す.

また,本地点では北海道立地下資源調査所により,トレンチの両側においてそれぞれ1本ずつボーリングが実施されており,その位置を図4−5−1に示す.

トレンチからは14C年代測定及び火山灰分析用の試料を採取し,14C年代測定は5試料の測定を行った.その採取位置を図4−5−2に,測定結果を表4−5−1に示す.火山灰分析は3試料について顕微鏡観察および屈折率測定を行った.その結果はW.6で述べるとおりである.