4−1−1 調査目的と仕様

本調査は, 函館平野西縁断層帯について平成8年度の地形地質調査,物理探査および平成9年度地形地質調査の結果をもとに,トレンチ調査を実施してその最新活動時期・活動間隔および平均変位速度等を明らかにすることを目的として実施した.なお,調査は北海道立地下資源調査所の委託により,(株)アイ・エヌ・エーが実施した.

調査仕様は以下のとおりである.

@トレンチ調査(3ヵ所),大野町市渡地区及び向野地区(図4−1−2参照).掘削規模は原則として長さ15m・幅 8m・深さ 5m,法面傾斜は60°とした.

Aトレンチ法面の地層の観察・スケッチ・記載及び写真撮影

Bトレンチ法面から各種試料の採取採取及び14C年代測定(各5点),火山灰分析(各3点)

C活動様式及び活動履歴に関する解析

D調査期間及び工程

自:平成9年9月26日  至:平成10年2月20日