1−2 調査計画

調査計画・内容・活断層調査委員会

調査計画(全体)の概要:

  第1年次 空中写真判読(活断層予察図の作成)→地形・地質踏査

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  重力探査,地震探査,電気探査

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  断層の存在,位置,延長の推定,トレンチ候補地の決定

  第2年次 詳細地質調査,トレンチ調査,ボーリング調査

     ↓

  最新イベントの確定,変位量の決定

  第3年次 報告書作成

調査計画(1年次):

空中写真判読による調査予察図を作成し,予察図に基づき地形面踏査をおこなう.

活断層周辺の地質の記載を系統的に行い累積的変形の可能性を検討する.また,活断層露頭の記載・分析をおこなう.

活断層近傍の地質構造の把握のため重力探査をおこなう

断層の構造・位置を詳細に把握するため地震探査・電気探査を行なう.

以上を総合検討してトレンチ候補地を決定する.

調査期間:平成8年4月1日〜平成9年3月31日

地形調査:大野・上磯・七飯町(46q2) 担当者:平川一臣,伏島祐一郎

地質調査:       〃       担当者:田近 淳,大津 直

重力探査:       〃 (246点) 担当者:岡崎紀俊,大津 直

地震探査・電気探査:

     北海道渡島支庁 大野町向野地区 株式会社アイ・エヌ・エーに委託

     北海道渡島支庁 上磯町水無地区 株式会社アイ・エヌ・エーに委託

浅層反射法地震探査 2測線 延長4,355m

IP法電気探査   2測線  計300m

地下レーダ探査   2測線  計300m

活断層調査検討委員会の構成

   委員長 北海道大学教授  岡田 廣

   委員  北海道大学教授  平川一臣

   委員  前北海道大学教授 加藤 誠

   委員  北海道立地下資源調査所 山岸宏光