5−2−2 発現状況

保美地区では、新第三紀の堆積岩及び段丘砂礫層からなる丘陵地に、明瞭な鞍部が認められる。鞍部北側には80〜90゜と、かなり高角の断層が通過し、段丘砂礫層と、新第三紀層の泥岩が接する。また、断層の延長部にあたる切替河道部分でも、断層露頭が確認された。そこでは、段丘砂礫層が断層により変位を受けている様子が認められ、挟まれるシルト層に約2mの段差を生じている。