4−2−4 平井断層付近の地史

平成8年度及び9年度の各調査結果より、以下に平井断層付近の地史を簡潔に示す(図4−2−12)。

 

T 神流川・鮎川により、段丘面の形成がおこる(8年度調査のT面にあたり、今回調査した地域ではもっとも古い段丘に当たる)。年代は、かなり誤差があると思われるが、おおよそ10万年〜8万年前程度である。

U 続いて、8年度調査でのU面が形成される。

U’V面が形成される直前にAT,BPテフラの降灰が生じ、堆積した。

V 今回調査した範囲の大部分を覆う、V面の形成が起こる。この形成の起こる前後に、平井断層の最終イベントが起こった(農道切土部、河道切替部に露出)。

W イベント部分の拡大図を示す

X 各河川の浸食によって、現在の地形を形成する。