Bk−2(0.90−092m)
Bk−3(1.27m)、Bk−3(3.22m)、Bk−3(3.55m)、Bk−3(3.79m)
Bk−4(2.41m)、Bk−4(2.98−3.00m)、Bk−4(3.62−3.65m)、Bk−4(4.33m)、Bk−4(4.46m)
Bk−5(2.14−2.16m)、Bk−5(14.20−14.22m)、Bk−5(14.55m)、Bk−5(14.73−14.75m)、
Bk−5(25.68−25.71m)
Bk−6(3.88−3.89m)、Bk−6(4.27−4.28m)
Bh−3(0.54−0.59m)、Bh−3(1.75−1.79m)
Bh−4(1.25−1.30m)
Bh−5(0.65−0.67m)、Bh−5(2.31−2.33m)
Bh−6(0.45−0.46m)、Bh−6(1.12−1.13m)、Bh−6(1.70−1.71m)
Bh−7(0.65−0.72m)、Bh−7(1.62−1.64m)
Bh−9(1.66−1.68m)
By−2(1.54−1.56m)
Obk−6(0.62−0.64m)、Obk−6(1.76−1.78m)
Obh−1(1.32−1.37m)
Obh−2(2.05−2.10m)、Obh−2(4.94−4.96m)
Obh−3(2.03−2.05m)、Obh−3(2.12−2.13m)
Obh−8(0.30−0.32)
Obh−13(0.49−0.51)
分析の結果は以下の通りである。
Bk−2(0.90−092m)におけるサンプルの火山ガラスの屈折率は1.525−1.530、斜方輝石(OPX)の屈折率は1.708−1.712である。この値はそれぞれ町田・新井(1992)による浅間B(As−B)テフラの値1.524−1.532,1.708−1.710と整合する事からAs−Bと判断した。
Bh−5(0.65−0.67m)、Obh−8(0.30−0.32)、Obh−13(0.49−0.51)におけるサンプルの火山ガラスの屈折率は1.513−1.519,1.513−1.520,1.513−1.519斜方輝石(OPX)の屈折率は1.705−1.711,1.706−1.711,1.706−1.711である。この値はそれぞれ町田・新井(1992)による浅間C(As−C)テフラの値1.514−1.520,1.706−1.711と整合する事からAs−Cと判断した。
Bk−3(1.27m)、Bk−4(2.41m)、Bk−5(2.14−2.16m)、Bh−3(0.54−0.59m)、Bh−5(2.31−2.33m)、Bh−6(0.45−0.46m)、Obk−6(0.62−0.64m)におけるサンプルの斜方輝石(OPX)の屈折率は、それぞれ1.707−1.712,1.706−1.712,1.708−1.712,1.707−1.712,1.707−1.712,1.707−1.712,1.707−1.712である。この値は町田・新井(1992)による浅間板鼻黄色(As−YP)による値1.707−1.712に整合すること、ガラスの屈折率は1.501−1.508であり、この値は町田・新井(1992)による1.501−1.505(主範囲1.502−1.504)と整合すること、層序学的特徴から表土直下付近に挟在することなどからAs−YPと判断した。
Bk−3(3.22m)、Bh−6(1.12−1.13m)におけるサンプルの斜方輝石(OPX)の屈折率は、それぞれ1.704−1.713,1.704−1.712を示す。この結果は町田・新井(1992)による浅間板鼻褐色(As−BP)上部テフラの値1.704−1.714(主範囲1.706−1.708)と整合し,更に層序からAs−BP上部と判断した。
Bk−4(2.98−3.00m)、Bh−6(1.70−1.71m)、Bh−7(0.65−0.72m)、Obh−2(2.05−2.10m)におけるサンプルの斜方輝石(OPX)の屈折率は、それぞれ1.704−1.712(主範囲1.705−1.708),1.703−1.709,1.703−1.709(主範囲1.703−1.708),1.701−1.712(主範囲1.702−1.706)を示す。この結果は町田・新井(1992)による浅間板鼻褐色(As−BP)中部テフラの値1.700−1.709(主範囲1.702−1.705)と整合し、更に層序からAs−BP中部と判断した。
Bk−3(3.55m)、Bk−4(3.62−3.65m)、Bk−4(4.33m)、Bk−6(4.27−4.28m)、Bh−3(1.75−1.79m)、Bh−7(1.62−1.64m)、Bh−9(1.66−1.68m)、Obh−3(2.03−2.05m)におけるサンプルのOPXの屈折率は、それぞれ1.715−1.722,1.709−1.721,1.710−1.723,1.710−1.723,1.710−1.723,1.710−1.724,1.710−1.725,1.713−1.725を示す。この結果は町田・新井(1992)による浅間板鼻褐色(As−BP)下部テフラの値1.710−1.725(主範囲1.715−1.720)と整合し、更に層序からAs−BP下部と判断した。
Bh−4(1.25−1.30m)、Obk−6(1.76−1.78m)、Obh−1(1.32−1.37m)におけるサンプルの斜方輝石(OPX)の屈折率は、それぞれ1.707−1.712,1.704−1.723,1.700−1.713を示す。この結果と層序からそれぞれAs−BPの一部、As−BP上部から下部が混交、As−BPの中上部と判断した。
Bk−3(3.79m)、Bk−4(4.46m)、Bk−6(3.88−3.89m)、Obh−3(2.12−2.13m)におけるサンプルの火山ガラスの屈折率はいずれも1.499−1.501を示し1.500に屈折率が最頻すること、色が無色であること、バブルウオール型のガラスが卓越すること、ガラスの量が非常に多いこと、また層序学的特徴から広域テフラの様相を呈することなどから姶良Tnテフラ(AT)と判断した。
Obh−2(4.94−4.96m)におけるサンプルの斜方輝石(OPX)の屈折率は1.712−1.722、角閃石の屈折率は1.680−1.687である。この値はそれぞれ町田・新井(1992)による御岳奈川(On−Ng)テフラの値1.715−1.718,1.679−1.687と整合する事から、On−Ngと判断した。
一方、Bk−5(14.20−14.22m)、Bk−5(14.55m)、Bk−5(14.73−14.75m)、Bk−5(25.68−25.71m)、By−2(1.54−1.56m)のテフラは海綿骨針を多く含むことから、富岡総群吉井層中のtuffであると判断した。