(9)Bh−2

0.00m〜0.34m、表土。茶褐色を呈す。炭化していない根を含有する。

0.34m〜0.60m、軽石を含む粘土。茶褐色を呈す。軽石はφ=1o、黄白〜橙色。分散しておりはっきりしない。0.34m〜0.60mにやや軽石が多く見られるようである。

0.60m〜1.40m、砂混じり粘土。灰褐色〜暗茶褐色。炭質物を多く含む。1.00m〜1.25mは未固結であり、大変ルーズである。

1.40m〜1.44m、軽石密集層。暗茶褐色を呈す。軽石はφ=1o、白色から黄白色である。

1.44m〜4.00m、砂混じり粘土。淡茶褐色から灰褐色を呈す。一部は炭質物に富み、泥炭状である。全般的に大きな礫は含まれず、φ=2〜5o程度である。3.73m以深は砂質分少ない。

4.00m〜5.40m、細粒砂岩。灰褐色〜淡灰色を呈す。比較的淘汰がよい。また、部分的に黄白色の粘土を挟む。

5.40m〜5.85m、砂質シルト岩。上位の細粒砂岩層との境界は明瞭で約60度程度傾斜する。5.85m〜6.05m、塊状の細粒砂岩。灰褐色〜淡灰色を呈す。比較的淘汰がよい。

6.05m〜7.05m、砂質シルト岩。淡灰〜淡灰褐色。上位の細粒砂岩層との境界は明瞭で50〜60゜程度傾斜する。6.30m付近に50゜程度傾斜した炭質物の薄層が見られる(厚さ約1cm)。また、所々に亀裂が見られ、粘土が介在する。

7.05m〜8.50m、細粒砂岩。淡暗灰色を呈する。炭質物が混入し、所々で薄層をなす。7.50m以深、2〜3o程度の炭質物が多く混入し、薄層を形成している。薄層は約60゜程度傾斜する。固結度は高い。

8.50m〜9.13m、砂質シルト岩。灰褐色を呈す。炭質物を含むが、散点的であり、葉理は形成しない。

9.13m〜10.50m、細粒砂岩。淡灰褐〜淡灰色を呈する。9.30m〜9.80mにかけて面なし断層が見られ、約5cmごとに段差が見られる。段差の上位側のみに炭質物の薄層が見られる。