0.50m〜1.18m、軽石混じり粘土。茶褐色を呈す。全体的に角閃石が多く含まれる。軽石はφ=1oで、淡黄橙〜橙色を呈す。
1.18m〜2.00m、中粒砂混じり粘土。灰褐色〜赤褐色を呈す。赤色部と灰色部が互層する。構造は不明瞭である。炭質物が散点的に分布する。
2.00m〜2.55m、中粒砂〜粗粒砂。灰褐色を呈する。2.18mまで礫が混入する。未固結でルーズである。2.18m以深には角閃石が胡麻塩状に混入する。
2.55m〜5.00m、砂混じり粘土。灰褐色を呈する。3.50mまでは炭質物を含み礫はほとんど含まれない。一方、3.50m以深はφ=2〜5o程度の礫を含み、基質がややルーズである。
5.00m〜6.30m、粗粒砂〜極粗粒砂。暗褐色。泥質分は少ない。礫は片岩礫(黒色片岩)主体でφ=2〜20oで、平均5o程度である。5.80m以深、礫径が大きくなり、φ=20〜70oとなる。礫種はチャート、片岩が主体である。
6.30m〜8.40m、砂質シルト岩。灰褐色〜淡灰褐色を呈す。上位の段丘礫層との境界は不明瞭である。7.00m以深は全体的に亀裂が発達する。一部鏡肌も見られる。
8.40m〜10.05m、砂質シルト岩〜極細粒砂岩。淡灰色〜灰褐色を呈す。全体的に固結度は高い。また、砂質シルト岩は砂の薄層を挟み、60゜程度傾斜する構造が見られる。砂岩はシルト岩の礫をパッチ状に含む。
10.05m〜11.75m、やや砂分を含むシルト岩。灰〜灰褐色を呈す。10.60m以深は亀裂が発達し、細片状になる。固結度自体は高い。
11.75m〜12.00m、極細粒砂岩〜細粒砂岩。灰〜淡灰色を呈し、泥質分を含まない。上位のシルト岩との境界は40゜程度傾斜している。ネットワーク状のシルトが混入する。