0.38m〜0.66m、砂混じり粘土。暗灰褐色を呈す。φ=2〜4oの礫が混入する。また、水平堆積構造が見られ、粘土層がレンズ状に挟まれる。
0.66m〜0.67m、水性の軽石層。白〜淡黄色を呈す。やや発泡した軽石である。φ=1〜2o。YPと同定された。
0.67m〜0.78m、粘土層。茶褐色を呈す。
0.78m〜2.10m、極粗粒砂〜細礫。茶褐色〜灰褐色を呈す。厚さ5cm程度の粘土層を介在する。礫はφ=2〜5o程度で、あまり大きなものは見られない。1.90m以深は基質に開花色の胃粘土が含まれ、やや礫も多く含まれる。
2.10m〜2.61m、粘土。灰褐色を呈す。下部に炭質物を含む薄層が葉理をなす。
2.61m〜3.24m、軽石混じり有機質粘土。黒褐色を呈す。軽石はレンズ状もしくは葉理状に挟まれる。また、φ=1o以下で、発泡が悪い。2.90m〜3.00mまではやや軟弱である。2.83m〜2.90m間では特に軽石が濃集し、BP層に同定された。
3.24m〜3.36m、有機質粘土。黒褐色を呈し、泥炭状である。
3.36m〜3.77m、有機質粘土混じり軽石層。暗褐色を呈す。炭質物に富む粘土層をレンズ状に介在する。軽石はφ=1o以下で発泡悪い。比較的しまっている。
3.66m〜3.77m間は軽石濃集層で、白〜黄白色を呈す。軽石はφ=1〜2oで発泡が悪い。BP層に同定された。
3.77m〜3.88m、有機質粘土、黒褐色を呈す。
3.88m〜3.94m、ガラス質火山灰。クリーム色〜肌色を呈す。細粒で、異質物は含まれない。AT火山灰と同定された。
3.94m〜4.50m、有機質粘土。黒褐色を呈し、泥炭状である。4.00m〜4.34mまでの軽石は掘削により乱れた堆積物であると推定。
4.50m〜5.58m、砂混じり粘土〜シルト。暗灰〜灰褐色を呈す。炭質物が散点的に見られる。不明瞭であるが、10〜15゜程度傾斜した堆積構造が見られるようである。礫は含まれない。
5.58m〜6.26m、砂混じりシルト。暗灰〜灰褐色を呈す。φ=2〜5o程度の亜角礫〜亜円礫が少量、含まれる。礫種は片岩である。
6.26m〜9.00m、粘土〜砂質シルト。暗灰色〜灰褐色を呈する。全体的に炭質物を含み、礫は少ない。礫の形態は円礫から亜円礫で、片岩を主体とし、φ=2〜5o程度である。炭質物は所々、水平葉理をなしている。8.70m以深、基質中に砂質分が増加し、礫も増加するようである。
9.00m〜9.30m、泥質分を含む粗粒砂。灰〜淡暗灰色を呈す。ややしまっている。礫は亜角〜亜円礫で、片岩が主流。φ=2〜7oで、最大約30oである。
9.30m〜10.00m、シルトで、全体的に砂質分を含む。淡灰から淡緑灰を呈す。細粒砂の薄層が数枚挟まれる。9.70m以深、2〜5oの礫が少量混入する。