(15)Bh−9

0.00m〜0.31m、表土。黒褐色を呈す。新鮮な根を多数含む。

0.31m〜1.71m、軽石及び細粒火山灰混じり軽石。黄褐色から橙褐色を呈する。気成のテフラ層。0.31m〜1.31mは風化火山灰主体。全体的に有色鉱物を多く含む。1.31m〜1.71mは軽石が集中する。1.66m〜1.68mはBPテフラ層下部と同定された。

1.71m〜3.23m、砂混じり粘土。茶褐色から青灰褐色を呈する。所々堆積構造が発達する(10゜〜20゜程度傾斜する)。

3.23m〜14.68m、一部に礫混じり粘土を挟在する砂礫層。茶褐色から青灰褐色を呈す。礫は片岩を主体とし、チャート、凝灰岩なども見られる。また、片岩は風化が著しく、クサリ礫化している。φ=5〜50o。

14. 68m〜15. 17.00m、14.68m以深、塊状の泥岩。暗灰色を呈す。新第三紀層の井戸沢層に相当すると考えられる。固結度は高い。一部には水平の亀裂が発達する。16.00m以深には40゜程度傾斜した葉理が見られる。16.80m付近にはサガリテスが見られる。