(14)Bh−7

0.00m〜0.31m、表土。黒褐色を呈す。0.00m〜0.50mにかけては根が数多く見られる。下部に角閃石を多く含む。

0.31m〜1.66m、気成の軽石層。橙〜黄褐色を呈す。軽石はφ=1〜2o程度であり、発泡はやや良い。1.00m〜1.10mは角閃石が非常によく目立つ。全体的には細粒火山灰が目立つが、0.68m〜0.71mは軽石と岩片のみから構成される。また、固結はしていない。0.65m〜0.72mはBPテフラ層中部と同定された。所々、植物の根が混入する。1.62m〜1.64mはBPテフラ層下部と同定された。

1.66m〜1.68m、有機質粘土、泥炭状。黒から黒褐色を呈す。

1.68m〜2.74m、粘土。石英粒や炭質物を含む粘土。2.36m〜2.41mにかけては水平構造が見られる。

2.74m〜3.00m、粘土混じり礫層。青灰褐色を呈す。

3.00m〜3.56m、中粒砂〜粗粒砂混じり粘土。灰褐色。下部は茶褐色砂の含有率が増加する。

3.56m〜7.80m、砂礫層。青灰褐色〜黄褐色を呈す。比較的しまっている部分と、ルーズな部分が見られる。礫は片岩を主体とし、石英粒及びチャートなども含まれる。片岩はいずれも風化が進みクサリ礫化している。φ=5〜50oである。

7.80m〜8.00m、シルト。5o程度の円から亜円礫を含む。黄褐色を呈す。ややしまっている。堆積構造は認められない。

8.00m〜9.70m、基質は粗粒砂〜極粗粒砂の砂礫層。黄褐色で2〜50oのφ=亜円〜亜角礫を含む。やや固結する。片岩、チャートを主体とする。9.20m〜9.28m、9.60m〜9.70mは泥質分に富む中粒砂。灰褐色を呈し、φ=2〜5o程度の礫を含む。

9.70m〜10.30m、若干の泥質分を含む中粒砂。φ=2〜3oの礫を少量含む。大きな礫は含まれない。暗褐色から暗茶褐色を呈す。

10.30m〜15.00m、10.63m以深、泥岩。暗灰色を呈し、基本的には塊状である。10.63mまではやや風化を受けており、亀裂が見られる。固結度自体は高い。11.00m〜11.80mは水平の細かいクラックが発達する。12.30m、12.60m、13.40m、14.30m付近にサガリテスが含まれる。