(13)Bh−6

0.00m〜0.43m、表土。黒褐色を呈す。

0.43m〜0.56m、軽石層。黄褐色を呈す。φ=1o。YPテフラ層と同定された。

0.56m〜1.88m、気成の軽石層。φ=1o以下、やや発砲する。角閃石などの有色鉱物を多く含む。下部1.60m〜1.88mにやや粒子の大きい軽石(φ=1〜2oを多く含む)。下部1.50m〜1.88mに黄白色のφ=1oの軽石を含む。特に有色鉱物が多い。1.12m〜1.13mはBPテフラ層上部、1.70m〜1.71mはBPテフラ層中部に同定された。

1.88m〜4.88m、砂混じり粘土。灰褐色から赤褐色を呈す。2.40mまでは比較的頻繁に炭質物を含有する。また、一部には水平葉理なども見られる。礫はφ=2〜5o程度のものが大部分であり、大きなものは含まれない。

4.88m〜7.70m、主に中粒砂〜粗粒砂によって構成される。茶褐色から黄褐色を呈す。泥質分は少ない。礫は平均φ=2〜10o程度であり。φ=20〜50o程度のものも含まれる。また、礫種は風化した片岩が主体である。

7.70m〜8.14m、シルト岩。淘汰悪く、粗粒分及び礫を多く含む。また、基質部は柔らかく、固結度は低い。灰褐色を呈す。礫は片岩、チャートを多く含む。φ=2〜10o程度で、大きなものは少ない。

8.14m〜13.61m、粗粒砂〜細礫によって構成される。淡褐色〜淡茶褐を呈す。礫は平均2〜5o程度である。亜角から亜円礫を主体とする。礫率は60%〜70%程度が多いが、礫の少ない部分も見られる。礫種はチャート、片岩が多く、片岩は風化が著しい。基質には黒雲母が含まれる。11.24m〜11.40mの間は礫が少なく、粘土混じり細粒砂によって構成される。

13.61m〜13.92m、礫混じり粘土。青灰色を呈す。礫はφ=2〜5o程度である。

13.92m〜16.10m、中粒砂〜細礫主体の砂礫層。15.00m付近までは、砂の含有する割合が高く、15.00m以深は礫が多く含まれ、基質は泥質分に富む。上部は淡茶褐色〜青灰褐色、下部は黄褐色を呈す。礫は片岩を主体とし、凝灰岩、チャートなども含まれる。

16.10m〜18.40m、16.10m以深、泥岩。新第三紀層の井戸沢層に相当する。暗灰色を呈し、シーム状及びネットワーク状に黒色の粘土が挟在する。コア自体の固結度は高い。また、17.50m以深にはサガリテスが混入し、二枚貝の化石なども含まれる。