(4)Ek−4測線

(本郷2地区  図2−4−8 参照)

道路上のため、測線の171m,174m,177m,234m地点には電極を設置せずに測定を行った。

見掛け比抵抗は、表層で100 Ω・m付近を示す他は、概ね50Ω・m以下と低い。

比抵抗断面から次のことが言える。

・地層の比抵抗は概ね水平構造を示し、表層部で高い。

・表層の5m程度が100 Ω・m以上とやや高比抵抗を示すが、他は50Ω・m以下と低比抵抗である。

 地質解釈として次のことが言える。

・表層の高比抵抗部「H」および「H〜HH」が段丘砂礫層と推定される。

・地表から深度10m以深に分布する「LL」が第三紀層と推定される。分布形態はほぼ水平である。

 断層想定線延長の測線距離150〜200m付近を断層の通過位置とすると、明瞭な比抵抗のコントラストは認められないが、この付近から北側で比抵抗が低くなる傾向にある。