(3)解析方法

解析は図2−4−4のフロー・チャートに従って行った。

@  地下構造を任意のブロックに分割し、初期モデルを与える。この初期モデルは、得られた見掛け比抵抗値の平均的一様モデルとする。

A 有限要素法によりモデルの見掛け比抵抗値を計算し、その計算値と実際の観測値の差 (残差) の二乗和が最小になるようモデルの各ブロックの比抵抗値を非線形最小二乗法により逐次修正する。残差の二乗和が減少し、ほぼ一定になるまで繰り返し計算を行う。

B 以上の結果から測線に沿った地下の比抵抗断面図が得られる。

        開 始

   

      初期モデルの設定   全見掛け比抵抗値の平均一様モデル

     FEMによるモデルの       モデルの修正

     見かけ比抵抗値の計算            平滑化制約付き

                           非線形最小二乗法

      観測値と計算値の

      残差を計算

       収束条件を    no

       満たすか?

           yes

      最終モデルの出力

         終 了

図2−4−4高密度電気探査の解析フロー