(2)現地測定方法

現地での測定手順は、次の通りである。

@ 測線沿いに所定の電極間隔で、電極設置点の地点出しを行った。また各電極設置点の標高を水準測量により求めた。

A 測線から無限遠点(探査深度の10倍以上)に遠電流電極と遠電位電極を設置した。

B 測線上の各測点に電極を100チャンネル地表に設置し、電極と測定器を接続し、接続後、各電極の接地抵抗と自然電位を測定し、接地抵抗が高い場 合は食塩水等で接地抵抗を低減させた。

C 電流電極間に電流を流し、電位電極間の電位を測定した。測定中は、送信している電流波形と受信波形をリアルタイムにモニターしながら、ノイズ等の監視をし、流す電流の大きさやデータの重ね合わせの回数を調整した。測定終了後は取得データの良否を確認し、異常データに関しては再測定を行った。

D 測点数が100 点以上の場合には、測定電極の展開移動を行い、同様の手順で測定を行った。

本調査で使用した主要器機を表2−4−3に示す。