(1)解析結果

以上のデータ処理を行った後、Sk−1測線とSk−2測線について以下の断面を作成した。

@ 重合後の時間及び深度断面図(巻末資料に添付)

この断面は重合処理したものにバンドパスフィルタを施した、時間断面図及びその時間断面を深度変換した深度断面図である。

A マイグレーション処理後時間断面図(図2−3−16,図2−3−22)

振幅調整,バンドパスフィルタ,マイグレーションなどを行ったあとの時間断面である。

B 深度断面図(図2−3−17,図2−3−18,図2−3−23)

Aの時間断面図を深度変換したものである。表示する際の縦横比は1:1のほかに、表層細部の状況を見やすくするために縦方向を2倍に拡大した断面図も作成した。

C 相対振幅強度カラー表示深度断面図(図2−3−19,図2−3−24

相対振幅強度表示とは、深度断面の振幅をその大きさに応じて色で表示したものである。通常の白黒表示では、大きい振幅は隣のトレースの上に描かれるため細部が不明瞭となるが、この表示では細部が明瞭となり、また、負の振幅も情報として得られる。