またトレンチ調査を実施した中垣外地点では,更に精度の良い1/1,000地形図(図3−1−3−3,図3−1−3−4)を作成した。図化の元にした空中写真昭和51年国土地理院撮影の縮尺1/8,000のもので地形の人工改変の程度は現在ほど進んでおらず,むしろ上述の米軍撮影時に近い。この縮尺1/8,000空中写真は,画質が高低差の分解能も良く1/1,000地形図を図化するには充分な精度を有する。図化範囲は,トレンチ調査地点を含むF4面における変位地形の分布と形態を把握できる範囲とした。
各々の地形図は,道路や耕地などの地図情報を記入したものと,等高線のみのものの2種類作成した。