(7)飯沼断層

飯沼断層では中津川市大野において,段丘化した土石流堆積面(F2面)に高低差10〜20mの逆向き断層崖が認められた。この断層を覆って分布する土石流堆積面(F4面,F5面)には変位地形が認められない。各地形面の形成年代を明らかにし,断層活動履歴を解明することが今後の課題として挙げられる。今後の調査内容については,屏風山断層,手賀野断層,恵那山断層の先行する調査結果を踏まえて検討する。

このような今後の課題を踏まえて立案した今後の調査計画(案)を表3−2−3−1図3−2−3−1に示す。