(6)猿投山北断層
猿投山北断層は尾根や沢の屈曲,谷の閉塞などの変位地形が認められ,第四紀後期に活動した可能性が高い。同断層は愛知県側においてトレンチ調査が実施されており(愛知県活断層調査委員会,1999),活動間隔は5000±400年,最終活動時期は1840〜3230yBPであることが明らかとなっている。今後の調査内容については,屏風山断層,手賀野断層,恵那山断層の先行する調査結果を踏まえて検討する。