1−6−7 飯沼断層

飯沼断層は,「新版 日本の活断層(1991)」によれば,確実度T,活動度B,長さ3q,段丘面の低断層崖・逆傾斜などが認められると記載されている。

今回の調査によれば,飯沼断層は中津川市北谷から飯沼にかけて分布する断層で,湾曲するもののほぼNS走向で長さは約3kmである。西南西傾斜の土石流堆積面(F2面)に比高10〜20mの逆向き断層崖が約700mにわたり連続する。第四紀後期に活動した可能性は高いもしくはあると判断される。