そのためには、断層沿いの微細な地形の区分をし、横ずれおよび縦ずれの変位地形から単位変位量と累積性の変位量を分離して、1回あたりの断層変位量について検討する必要がある。
したがって、来年度は、断層沿いに精密測量を実施することが望ましい。
また、トレンチ調査においても、断層の両側で連続性を確認できる地層を探し、単位変位量を求めることに努める必要がある。
得られた単位変位量から変位の縦横比を求める。
なお、平均変位速度、想定マグニチュード、長期予測については、上記の地震活動パラメーターが正確に求まれば、確かな成果を得ることができるものと考える。