・OU1から南西に約60m離れた林道沿いに位置しており、法面沿いに露頭が連続している。
・流紋岩質火山礫凝灰岩が分布している。
・断層破砕帯幅は約1.3mである。
・破砕帯は主に角礫化しているが、幅1〜10cm程度の淡緑茶灰色粘土を伴っている。
・粘土の方向は不規則であるが、いずれも傾斜は高角である。
・断層の主方向と傾斜は、N58゚E・83゚Sである。
・スリッケンサイトの条線は、E−W方向で約20゚の西上がりとなっている。
・表層には基盤が土壌化した土砂が薄く分布している。
・牧ヶ洞断層の可能性がある。
図3−3 重要露頭OU2の断層位置概略図
断層の記述
1. N73゚E・90゚.幅数mmの淡緑茶粘土.連続性3m<.
スリッケンサイトの条線、E−W方向で約20゚西上がり。
2. N28゚E・90゚.幅2〜5cmの淡緑茶粘土.連続性3m<.
3. N58゚E・83゚S.粘土なし.連続性2mで一度切れるが上部へ続く.
断層の走向のメイントレンド.
4. N71゚E・82S.幅5mmの淡緑茶粘土.破砕帯幅は3〜4cm.
連続性1m<.崖錐で下部見えず。
5. N69゚E・90゚.幅数mmの淡灰粘土.破砕帯幅は2〜3cm.連続性3m<.
6. N11゚W・65゚N.幅数mmの淡灰粘土.連続性2.5m<.
写真3−6 重要露頭OU2
写真3−7 重要露頭OU2