6−8 [ 宮川断層・大原断層 ]
両断層は三日町図幅と萩原図幅の境界で区分される断層であるが,もともとは一連の断層である。宮川断層中央部から大原断層北東部にかけての約12.6kmの山地区間では,河谷の右横ずれ屈曲や山地斜面の高度不連続と鞍部の連続が明瞭であり,活動性は高いものと推定される。これに対して,宮川断層北東部と大原断層中央部以西のリニアメントは不明瞭で,変位地形は数が少なく明瞭ではないため活動性については不明である。