6−7 [ 江名子断層 ]

江名子断層の東部の区間は,河谷と尾根の屈曲が明瞭であり,中位段丘面を開析する2本の沢に右横ずれ屈曲が認められたため活断層であることはほぼ確実である。しかしながら中央から西部の区間では,前期ないし中期更新統を変位させている報告(鹿野勘次,1983)はあるが,リニアメントがあまり明瞭ではないことから判断すると現在も活動的であるかどうか疑問である。