5−4−3 地表踏査

牧ヶ洞断層に対して,重点をおいて現地調査を行った。県営種畜場と大倉滝北付近の現地踏査結果を図5−22図5−23に示す。

図5−22に示すように県営種畜場内は,前述のD地点位置で凹地が確認された。しかしながら,多少なりとも人工改変がなされているため現地においては地形面区分および断層崖であるかどうかが明確にできなかった。

また大倉滝北の小丘の分布する地区においては,リニアメント上の基盤岩(風化した流紋岩)中に N65E,80E 方向の断層破砕帯が認められている(写真4、C参照)。

図5−22地質平面図 (縮尺1:10,000)(牧ヶ洞断層・牧ヶ洞地区)

図5−23 地質平面図 (縮尺1:10,000) (牧ヶ洞断層・分離丘分布地区)

写真4