古川町黒内上流から増谷上流にかけて分布するリニアメント2とリニアメント3は,いずれも河谷と尾根の右ずれ屈曲が認められ,活断層と推定される。なお両者は右雁行する関係にある。
森茂峠に至るリニアメント4は,前述のリニアメント1と同様,活動性については不明である。
表5−2 戸市川断層におけるリニアメントの評価
以上の結果,戸市川断層はリニアメント2とリニアメント3が活断層と推定される区間であり,その延長は,両者の端部をとると約4.5qとなる。(図5−12参照)
図5−12 活断層図(縮尺1:50,000)