1) リニアメント1
リニアメント1は,美女峠南東1qより同南西1qにN70E方向の長さ1.6qと短いリニアメントである。垂直変位は明確でなく,谷の形状からすると右ずれの可能性が考えられる。
2) リニアメント2
リニアメント2は,美女峠南西1qより宮峠の北側までN60E方向から東西方向に方向を変えながら5.5qの長さで分布する。このリニアメントの東側では,河川・尾根の右ずれ屈曲が明瞭で,屈曲量は200〜250mを示す。また中央から西側では,河谷の右ずれと南側低下の高度不連続が認められる。
3) リニアメント3
リニアメント3は,宮峠南西から位山国際スキー場へ至る,N60E方向の長さ4.5qのリニアメントである。明瞭さに欠けるが北西側低下の高度不連続が認められる。
図5−52 リニアメントの分布と地形面区分図(縮尺1:50,000)