活断層と推定されるものまたは疑わしい地形は,低断層崖や谷の屈曲などの変位地形が認められるどうかなどの地形的特徴で判別し,これを第1ステップとし活断層そのものの重要度を区分する。次に,変位状況や活動履歴を残すことができる第四紀の堆積物(第四系)のリニアメント付近における分布状況や変位の可能性を考慮して総合判定を行う。
第1ステップ @リニアメントが明瞭,かつ連続性があり,長さのあるもの
A低断層崖や撓曲崖が認められるもの,あるいはその可能性が高いもの
B谷・尾根の屈曲などの横ずれ地形が認められるもの
C高度不連続や鞍部が認められるもの
注) 低断層崖は日本の活断層に記事のあるもの,及び今回の判読結果で認められたものとした。
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第2ステップ Dリニアメント付近に第四紀の堆積物の分布が認められること
E第四系に変位を与えている可能性のあるもの