表7−1壁面上での各基準面の推定鉛直変位量
C(2)層基底面とD(2)層基底面及びE(2)層基底面の鉛直変位量が1回の活動によるものとすると、上下変位量は0.34〜0.46mである。この値からすると、B(2)層基底面での鉛直変位量は2回の活動による累積値であることが推定される。
2) トレンチ−3のE(3)層の下面について、断層を挟んで地形測量を行った結果、F−1(3)〜F−3(3)の断層を挟む落差は1.4mと測定された。1)で見積もられた1回の上下変位量から類推すると、ここでもこの値は、複数回の断層活動によって生じた累積性のある値と想定される。