(1)分析方法
花粉化石の抽出は、43mは約1g、104mは10gの試料を遠心管に取り、10%KOHを加え湯煎で15分程処理し、泥化及び腐植酸を除去する。48%HFを加え試料の分散、泥化及びケイ酸塩鉱物などの溶解・除去を行う。次に重液分離(臭化亜鉛:比重2.1)を行い浮上物を回収後沈殿させる。氷酢酸により試料の脱水後、アセトリ シス処理(濃硫酸1:無水酢酸9の混液)を湯煎で7分程度行い、セルロースなどの溶解・除去を行った。処理後の残渣をタッチミキサーで十分攪拌し、マイクロピペットで適量を取りグリセリンで封入し検鏡した。