6−1−3 掘削方法

ボーリング掘削は、掘削孔径をφ100mmとし、ロータリパーカッション方式によるオールコアリングとした。この掘削方法は、コアチューブに回転と打撃を同時に与え地層中に貫入させてコアを採取する工法で、軟弱層から砂礫層などの硬質地盤まで掘削できる。コアチューブの打撃は高圧コンプレッサーによる圧搾空気で、回転はモータ動力によった。掘削に使用した機械・器具を以下に示す。   

・試錐機・・・・・・・・・・ノートン潟Eェルハンター        

・高圧コンプレッサー・・・・アストラコプコメRH

・エアハンマー・・・・・・・米国ミッションSD−8型,SD−6型

・発電機・・・・・・・・・・日東45KVA

・試錐ポンプ・・・・・・・・鉱研MG25,22KW

・ボーリングロッド・・・・・φ114mm,φ120mm,φ73mm合計120m

・コアチューブ・・・・・・・φ100mm

・ケーシング・・・・・・・・φ165mm,φ200mm,φ300mm

・工具類・・・・・・・・・・中間スイベル,ガス,酸素,レンチ等

また、孔壁崩壊防止のため、ケーシングを挿入した。挿入深度は、φ300mmケーシングを16.5m、φ200mmケーシングを45m、φ165mケーシングを68mとした。掘削はケーシング挿入深度の68mまでを清水掘削とし、それ以深は孔壁保護を必要としたためベントナイトを使用した泥水掘削とした。