断層aは、T面上に存在し、反射法弾性波探査による推定断層の延長上にあたる。このことからこの位置には、他のトレンチ位置よりも確実に断層が存在することが推 定されていた。トレンチ−3の位置には低断層崖を挟んで西側に黒ボク土が堆積しており、断層を挟む東側で黒ボク土を確認することにより、鉛直変位量が求められる可 能性があった。
トレンチ−3は、長さ3.5m、幅1.3〜1.7m、深さ1〜3.5mの規模で実施した。図4−23にトレンチの形状を示す。
また、トレンチ−3を通り池田山断層を横断する約325mの地形測量を行った。測量結果は縮尺1/200の横断図として巻末に添付する。
図4−21 トレンチ−3地点詳細位置図(縮尺1:2,500)
図4−22 トレンチ−3地点平面図(縮尺1:200)
図4−23 トレンチ−3の形状 (縮尺1:100)