このうちF(2)層は下段側のトレンチの壁面にのみ現れた地層である。
トレンチ−2での模式層序を図4−12に示す。この図の右欄には、14Cによる年代値(y.B.P.)と、池田町教育委員会の横幕大祐氏談による情報を記入した。また、トレンチ壁面のスケッチを図4−13、図4−14、図4−15、図4−16、図4−17、図4−18、図4−19に示す。
図4−12 トレンチ−2での模式層序
図4−12の右欄に記入した14C年代測定値は、E(2)層とC(2)層で逆転している。C(2)層の年代測定に用いた試料は、1mm程度の大きさの微量な炭化物であり、汚染されている可能性がる。よって、C(2)層の年代値の信頼性は低いものと判断される。