4−4−2 層序の記載

トレンチ−2の壁面に現れた地層は、下位からA(2)層とB(2)層、C(2)層、D(2)層、E(2)層、F(2)層の6層と、これらの地層を覆う盛土と埋土及び耕作土に区分した。

このうちF(2)層は下段側のトレンチの壁面にのみ現れた地層である。

トレンチ−2での模式層序を図4−12に示す。この図の右欄には、14Cによる年代値(y.B.P.)と、池田町教育委員会の横幕大祐氏談による情報を記入した。また、トレンチ壁面のスケッチを図4−13図4−14図4−15図4−16図4−17図4−18図4−19に示す。

図4−12 トレンチ−2での模式層序

図4−12の右欄に記入した14C年代測定値は、E(2)層とC(2)層で逆転している。C(2)層の年代測定に用いた試料は、1mm程度の大きさの微量な炭化物であり、汚染されている可能性がる。よって、C(2)層の年代値の信頼性は低いものと判断される。