(10)J(1)層

J(1)層は北壁面の水平座標15m付近より東側、南壁面の水平座標11m付近より東側に認められる。褐色〜暗オリーブ色を呈する砂礫層で、北壁面、南壁面ともに水平座標19m付近を境として、西側が細粒で東側が粗粒となる傾向が認められる。

水平座標19m付近より西側の砂礫層は、φ2〜10cmの角〜円礫を主体とし、淘汰は悪い。新鮮な砂岩や頁岩が多く認められる。

水平座標19m付近より東側の砂礫は、φ2〜20p、最大25pの亜角〜亜円礫を主体とし、砂岩や頁岩の新鮮礫が多く認められる。基質はシルトを混入する中砂〜粗砂で、淘汰は全般的に悪い。南壁面の上部には、ほぼ水平なラミナが明瞭に認められる。