地表踏査結果によると,この逆向きの緩斜面は断層の位置に対応しており,断層による変位地形である可能性があり,逆向きの緩斜面の地形測量結果から求めた鉛直変位量は約2mである(図4−34)。また,本地点の背後には小規模ではあるが小谷が存在することから,双葉断層の最新活動時期あるいは横ずれ変位量について検討が可能と考えられる(平成9年度調査候補地点10)。