受振器からのアナログ入力データをA/D変換し磁気テープに収録する装置である(図4−5)。この特徴としては、IFP機能(フローティングポイントでA/D変換)を有するため広帯域のダイナミックレンジを持つこと、テレメトリ−型であるため多チャンネルデータ取得が可能であること、リアルタイムコリレーション機能をもつため現地にて正確な品質管理ができること等があげられる。
以下に基本諸元を示す。
最大チャンネル数 : 8096
最大ライン数 : 16
チャンネル/ライン : 512
チャンネル/RSU : 4
データ伝送 : ディジタル
増幅方式 : IFP
ディジタル方式 : 16ビットA/D+4ビットゲイン
ダイナミックレンジ : 120db
サンプルレート : 0.5,1,2,4 msec
アンチエリアスフィルター : 90,180,360,720 Hz
ローカットフィルター : out,4−60Hz(4Hzステップ)
記録方式 : 6250BPI,9トラックSEGYフォーマット磁気テープ
各ユニット等の使用数量を以下に示す。
RSU 75個
本線ケーブル 48本
バッテリー 210個
バッテリー充電器 6台
2) 受振器(ジオホン) McSeis−122H(OYO社製) 252組
固有周波数 : 27 Hz
グルーピング : 9個/グループ(3シリーズ×3パラレル)
3) 震源 油圧インパクタ JMI−200(地球科学総合研究所社製) 1台
加速式重錘落下型の地震探査用の震源である(図4−6)。
三菱ホイールローダWS−500の後部に装備されているため、舗装道路はもとより山道、狭い農道の調査も可能である。さらに、重錘(ピストン)の動きは油圧システムでコントロールされているため、繰り返し性能に優れている。探査深度は往復走時で1秒以上が可能である。
マス重量 : 200 kg
プレート重量 : 200 kg
最大落下速度 : 8.0 m/s
発生エネルギ : 6400 joules
全長 : 4.80 m
全幅 : 1.90 m
全高 : 2.80 m
重量 : 6.5 トン
4) その他
無線機(10W及び1W VHF) 1式
車両(観測車含) 6台