(2)新宮地点

新宮地点(図8−3図8−4

平成12年度の重点課題のうち,A本断層帯北部における具体的な活動履歴の解明に関しては,地質調査所がトレンチ調査を行った塔寺地点等,大川以南では,断層は地表部に達しておらず,緩い撓曲変形となっていることから,活動履歴の認定及びその年代決定に不確実性を残す可能性がある。このことを考慮して,断層が地表部に達していると考えられる喜多方市慶徳町の新宮地点において,北部断層の具体的な活動履歴に関する調査を実施する。

本地点では,まず,5孔〜6孔,計 90m程度のボーリング調査を実施して,その結果を検討した上で,トレンチ調査を実施する。