本地点では,西暦1611年の会津地震時に西上がり2.5mの断層変位が生じ,盆地内に塞き止め湖が形成されたとされているものの,現在では,大川の断層推定位置付近に広く分布する沖積面上にはその痕跡を認めることはできない。
本地点は,大川の氾濫原に位置することから,地表付近にかなり新しい堆積物が期待され,会津地震時における地表変位について検討が可能と考えられる。