8−1 平成11年度調査結果のまとめ

会津盆地西縁断層帯に関して,本年度の調査では本断層帯の全線にわたって,文献調査,空中写真判読,地表地質調査及び反射探査を実施した。

新編「日本の活断層」(1991)によると,会津盆地西縁断層帯は,北から,加納断層,会津盆地西縁北部断層,会津盆地西縁南部断層及び北部断層の西側に分布する千咲原断層からなり,概ね,確実度はT,活動度がB級とされ,本断層帯の全長は約40kmとされている。

空中写真判読によっても,熱塩加納村相田付近から大川の出口付近を経て,会津高田町宮川付近に至る約40km間に,新編「日本の活断層」(1991)による上記の各断層にほぼ対応して,確実度の高いリニアメントが判読される。

各断層に関する調査結果は以下のとおりである。