8−1−3 会津盆地西縁南部断層
本断層北端部の新鶴村鶴野辺では,高位面〜中位面に累積的変位が認められ,鉛直方向の平均変位速度は0.2m/10
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年以上と見積もられる。その南側で実施した米沢測線における反射探査結果によると,深度400m以浅では撓曲変位となっており,深度100m付近における撓曲部における地層の傾斜は10°程度である。
本断層南端部に位置する会津高田町西本以南の宮川沿いに判読されるリニアメントは,岩石の浸食に対する抵抗力を反映した浸食地形と考えられる。