4−5−3 成果

X層とY層との間に不整合が推定されることから、約13400y.B.P以降〜約12000y.B.P以前の断層活動が生じた可能性がある。これは、平成12年調査実施の塔寺北地点における群列ボーリング調査結果から推定された約14000y.B.P以降〜約12000y.B.P以前のイベントに相当する。

また、V層の分布状況及び層厚の変化から、W層堆積後、V層堆積前の活動が推定され、その時期は約9800y.B.P以降〜約9200y.B.P以前となる。また、鉛直変位量は、W層上面(約9800y.B.P)で約8mである。

本地点では、この他に、平成12年度調査結果より約7000y.B.Pの活動が推定されており、約13400y.B.P以降、少なくとも3回の断層活動があった可能性がある。